国産の 100% GPL テーマ開発者と交流したことから考える、テーマに上級者向けとかあるの?と言う疑問

本記事は「Snow Monkey アドベントカレンダー 2019」の 07日目にスライドとして公開したものを、リニューアルと共に大幅に加筆修正したものです。

最初に

せっかくアドベントカレンダーに参加するのであれば、新しいことも共有したいと思いブロックエディターでスライドを作れる Slides & Presentations プラグインを勉強目的で使ってスライドで公開しましたが、「スライドだと解りにくい」と言った意見もありましたので、リニューアルと共に通常の記事に戻しました。

本記事は「○○は上級者向けテーマだから使いにくい」と言って、良くわからないテーマを売ろうとしている人が居たのに対して、その考えは本当に合っていることなのか、 国産の100% GPL テーマ開発者の方々と体験・経験を通して考えた私なりの意見をまとめたものです。

What is テーマの役割?

私もつい最近までは「テーマの役割って何だろう?」と疑問に感じていました。

先日、WordPress テーマ・プラグイン開発者でもある Toro_Unit(とろゆに)さんが、大阪のミートアップで登壇された際に、スライドを通して説明された言葉が、その答えの1つになっていると思います。

それは「テーマは服みたいなもの」と言うこと。

そして、WordCamp で知り合えた方に紹介された書籍でも「テーマは、サイトデザインの種」と似たような説明が書かれています。

テーマ = デザインを変更する為の素材

「テーマの役割 is サイトデザインの素」と言うのは、答えの1つになると思っています。

それは、Snow Monkey でも SWELL でも、どのテーマでも一緒でしょう。役割は同じはずです。
ウェブサイトの見た目(デザイン)を変更するのが、そもそものテーマの最も重要な役割のはずです。

ケミ

そもそも、何故 WordPress のデフォルトの Twenty シリーズでウェブサイトを運営する人が少ないのか。ブログを作る場合、記事タイトルも文章も正しく表示されます。それを変更する理由を考えた場合に思うのは、第一に日本語の行間や余白、デザイン性やカスタマイズ性が、自分にとって気に入らないからなのかもしれません。

テーマは、変更を簡単にしてくれる初心者向けの素材

しっかりと開発されたテーマであれば、しっかりとした見た目にきちんと変わるように作られています。

それこそボタン一つで。テーマを変更すると言う設定だけで済む場合もあります。
その設定をするのは誰でも可能ですので、そのことが上級者向けなんてことは一切無いでしょう。本当に管理画面からテーマを選び、ボタンを押すだけで済む設定なのですから。

何故、上級者向けと言う意見に賛同が生まれたのか

テーマで見た目を変更するのは、基本はポチッとボタンを押すだけのはずです。

なのに、なぜ「○○のテーマは、上級者向けっぽい」とか「このテーマは初心者向けで簡単」など賛同された感想を言われることがあるのだろうか?

ケミ

一部は、悪質な宣伝文句で言われていることもあると思います。しかし、テーマ利用者から言われているケースについても真剣に考えてみましょう。

使う人が、己の好みを欲することから始まる

テーマを適用するだけで変更される見た目は、テーマ開発者が考えたデザインが適用されます。

人と自分で好みなんて違うのは当然ですので、テーマそのままのデザインではなく、ウェブサイトを自分の好み、または他人(クライアント・ウェブサイト管理者)の思う理想のデザインにもっと近づけたいと言う欲も、いずれは発生してくるでしょう。

または、同じテーマを使っている他人とは違うデザイン、オリジナリティを生み出したいと欲することもあると思います。

難しいと感じる心理

「難しいと言う感情は、己が欲している結果を満たされない場合に生まれる」

とある心理学者の言葉です。人間は、己のイメージ通りにできない事情がある場合に、自然と難しいと感じやすくなると言う心理があるそうです。

デザインの変更の欲が生まれても、その変更ができなければ、欲は満たされません。

例えば、テーマの1部分を変更したいと欲しても、カスタマイザーでなかなか変えられない問題に遭遇してしまうと「このテーマは、自分の好みを実現できない」と思い始めるでしょう。そして、それが実現できないままであれば「このテーマは自分には向いていない難しい上級者向けのテーマではないだろうか」と言う感想にも繋がっていき、最終的に否定的な意見が生まれていく原因の1つでもあります。

それは本当に、上級者向けのテーマなのか?

上級者向けと思われるのは、その人が理想のイメージが実現できていないからと言うのも、1つの理由じゃないのだろうかと考えます。

テーマの好みも難易度も、人それぞれ

使いやすいとか、自分が好きなデザインと言うのも、十人十色でしょう。

他人が使いにくい、他人がこのテーマはイケていないと言うのは、その人がやりたい理想ができていないから起こっていることだけかもしれません。

上級者向けと言う錯覚が生まれているだけかもしれません。

テーマは簡単って言う思いを持てば、難易度も下げられる

ケミ

もちろん、使いにくいテーマって言うのもあるけど、国産の100% GPL テーマ開発者の方々は、常にユーザーが使いやすいように努力して開発を続けてくれています。使いにくいテーマと言うのは基本的に無いはずです。

テーマとより良く付き合えば、理想のデザインに近づけることが可能です。

いくつか方法を紹介しましょう。

カスタマイザーで設定を変更してみよう

ただしく開発・制作されているテーマであれば、カスタマイザーにノーコーディングでデザインの変更を自分好みに変更できる機能が備わっているものも多いです。

例えば、タイトルの位置、コンテンツのスタイル、ヘッダーのデザイン、フッターのデザイン、ボタンの色…などなど。それらの細かいデザインをピッカーやボタン1つで変更(カスタマイズ)できるように用意されています。

まずは、そう言うカスタマイザーを触ってみましょう。

国産の 100% GPL テーマ(Snow Monkey や SWELL など)は、カスタマイザーで多くの部分が変更可能ですから、試しに設定を色々変えてみましょう。すると、思いがけない形で理想のイメージが実現することもあるかもしれません。

カスタマイザーの機能だけでも、できることっていっぱいあるんです。(もちろん、できないテーマもあります)

テーマと合わせられたブロックを触る

WordPress 5.0 からは、ブロックエディターに標準で対応しており、コンテンツや記事をブロックで簡単に彩ることが可能になりました。

そこで、テーマに合わせて開発されているブロックがあれば、それも触ってみましょう。
Snow Monkey なら Snow Monkey Blocks と言うブロックが用意されています。

もともと、そのテーマに合わせて開発されているブロックのはずなので、そのテーマとの相性が抜群に合うブロックが提供されていることでしょう。また、テーマのデザインに合わせられた装飾スタイルも用意されているかもしれません。

サードパーティのブロックも触ろう

それ以外にも、サードパーティのブロックを使うことで実現できることは様々です。気に入ったブロックをインストールするだけでも記事内の装飾など自分のイメージに合ったものが見つかる場合も多いです。それだけでも、問題解決する可能性があります。

もっとプラグインを触ってみる

そもそも「テーマの役割は服」なので、服とは違う要素を求めているのかもしれない。それはすべてプラグインで解決できる機能なのかもしれません。

プラグインをインストールして有効化すれば、機能を増やせます。理想のイメージに沿った機能が実装されているプラグインを探して、それをインストールして有効化してみましょう。理想のイメージに近づける可能性があります。

例えば、

  • Snow Monkey公式のサポートフォーラムのような掲示板をつけたい → bbPress (Snow Monkeyの場合は、Snow Monkey bbPress support も併用で更に実現可能)
  • メンバー限定の記事が書きたい → Snow Monkey の場合は、Snow Monkey Members Post

という感じです。いろいろなプラグインも触ってみましょう。

同じテーマのユーザーと繋がろう

同じテーマを使っている人と繋がることで悩みを相談し合ったり、テーマで作ったサイトを見せあったりして、もっと理想のイメージについて考えてみるのも良いでしょう。

Snow Monkey や SWELL でも、Slack コミュニティは用意されているので、気軽に交流するのもアリと思います。

上級者向けと思っているのは、わからないことや難しいことがあるのが1つの理由です。1人で悩んでいても解決しないのなら、相談し合ったり、教え合ったりしましょう。

もちろん、サポートが用意されているなら、サポートに聞くのも良いことでしょう。

最後に

どうでしょうか?「上級者向けのテーマって何だろう?」と言う感じになりませんか?

この記事の筆者

Kmix39(ケミ)

電子の妖精。当ウェブサイトの記事制作などを行なっています。
金融・不動産・医療・教育などの数々の業種のシステム開発を経験を積み、スマートフォンアプリケーションと WordPress などのウェブアプリケーションを日々勉強中。